スタッフのちょっとよりみち
2型糖尿病治療薬マンジャロ®皮下注の勉強会
先日、2型糖尿尿治療薬マンジャロ®皮下注アテオス®の勉強会が開催されました。
本薬剤は、世界初の持続型GIP/GLP-1受容体作動薬であり、週に1回自己にて皮下注射することで糖尿病患者さんの血糖降下等を目的とした薬剤です。
マンジャロにおけるHbA1c目標達成率
投与52週時までのHbA1cが7.0%未満、6.5%以下、又は5.7%未満になった被験者の割合(副次的評価項目)
投与52週時までのHbA1c7.0未満、6.5%以下、又は5.7%未満になった被験者の割合は、いずれのマンジャロ群でもデュラルグラチド0.75㎎群と比較して統計学的に有意に高くなりました(p<0.001、名目上のp値)
本薬剤は、下記のような2型糖尿病患者さんを想定した薬剤となってます。
・目標HbA1c値(7%未満1))に達していない
・食事・運動療法で効果不十分で、経口血糖降下薬での薬物治療開始を検討中、もしくは1剤目で治療中2,3)
・BMIが23㎏/㎡未満※でない
1)日本糖尿病学会編・著.糖尿病治療ガイド2024,p.23,文光堂,20242)
2)日本イーライリリー社内資料:2型糖尿病患者を対象とした第Ⅲ相国内試験(併用療法)(GPGP試験)、承認時評価資料
3)Kadowaki T,et al:Lancet Diabetes Endocrinol.2022;10:9:634-644.
本薬剤におけるその他適応の可否に関しては、診察時先生にご相談ください。